なにが苦渋決断だ。
筋書き通り、予定通りじゃねーか!
なぜか5月後半から6月が再稼働の時期と言われ続けてきた。確かに前倒しで動きを進めようと言う流れもあったが、大飯町や福井県は、この「予定」に従って駒を進めている。ちゃくちゃくとロードマップに従って進んでいる。所詮、大飯町の議員さんたちのほとんどは、想定外の再稼働反対圧力に悩んだかもしれないが、自らが関係する事業や雇用の論理で動く、自らの利益のためだけに動く「政治家」でしかないのではなかろうか。県も同じだろう。
我々にとっては、どうでもいいことも、彼らには、自分の子や孫さえ犠牲にしてもかまわないものがある。
だからこそ、原発など再稼働させれば、住民、県民、国民の多くの声を無視すれば、決してこうした「政治家」を国民は多めにみないと、政治家のポストどころか自分の利益や社会的地位さえ大変なことになるぞと判らせよう。反対の声を多くあげていこう。反対の声を連帯と団結に結び付けていこう。
政治的な儀式の再稼働は進んでも、着々と団結と連帯を準備しよう。時間はかかるかもしれない。しかし、儀式の進行は、民衆のこころを目覚めさえていくということを、彼らにわからせよう。
福井新聞 (2012年5月15日午前9時20分)
「町議会、経済考慮し苦渋決断 大飯原発再稼働、慎重に議論」
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34709.html
=================== 記事全文 ========================
福井県おおい町会が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に同意することを決めた14日、新谷欣也議長は「苦渋の決断」と強調した。電力消費地である関西圏の理解はいまだ得られず、政府への不信感はぬぐい切れない。安全面での町民の不安の声も根強い。しかし、それでも経済・雇用への影響を考えて「町民の過半数が再稼働を求めている」と判断。国の“安全宣言”を信用し、容認の結論を出さざるを得なかった。(原発取材班)
4月14日に枝野幸男経済産業相から協力要請を受けた当初、町会は5月上旬にも結論を出す方向だった。だが、4月19、20日の議会報告会、26日の住民説明会で町民からは原発の安全性に疑問、不安の声が相次いだ。慎重に対応する姿勢に転じた。
安全性確保などで国の取り組みがどこまで進んでいるかを検証するベースになったのは、3月にまとめた「統一見解」。副議長や各委員長ら7人でつくる作業部会を設置し、5月1日以降は連日のように非公開の缶詰め状態で議論した。「全国から注目され、責任が重い」と漏らす議員がいる一方、「経過が分からない」との批判も。意見集約に向け7日からは全協で本格協議入りした。
慎重に進めた背景には、政府への強い不信感もあった。「町民が不安に思っているのは、国の安全性の説明がきちんと行き届いていないから」と新谷議長。14日の全協でも議員からは「国がふらふらして非常に不安感をあおっている」と厳しい批判が出た。
町会としては細部にわたり課題点を洗い出した。時岡忍町長に伝えた議会の見解では、住民の不安の一因になっている原子力規制庁の迅速な設置を要望。再稼働した場合でも、継続的に安全性を高めるよう注文した。
関西圏が再稼働に反発したり、立地が悪者扱いされるような風潮に対しても「政府が原発の意義や必要性を十分説得しきれていないからだ」と不満の声が出た。
それでも、運転停止で地域経済が疲弊する切迫した現状を踏まえるとともに、関西圏でも電力需給が逼迫(ひっぱく)する点を考慮。枝野経産相の要請から1カ月かけての結論となった。「非常に重いボールを投げられ、長い間持っていたが、議員がそれだけ真剣に慎重な審議をした」と新谷議長は振り返る。
同意はしたものの、町会は見解の中で政府に一層の取り組みを求めた。「政府の姿勢を含め、不確定要素が存在する状況での議論であったため、原子力政策の一元的な管理責任を担う政府の誠意ある継続的な対応を促すよう要請する」と。
=================== 記事終 ==========================
記:ふっ
2012年5月15日火曜日
2012年5月9日水曜日
大飯再稼働:福井県原子力専門委が、政府の「安全」追認へ
福井県が、また、一歩再稼働への駒を進めた。
9日の議論を傍聴した人の話だと、昨日の内容で、なんで、安全承認となるのかわからないというぐらい、議論の内容とはかけ離れた総括のようだ。
福井県原子力専門委員会は、行政が住民を懐柔するための「儀式」でしかないのだろう。電力会社からの寄付金で研究をする委員も多い原子力安全専門委のあり方そのものも問い続けながら、さらに再稼働反対の声を強くしていこう。県民・府民の強い不安と反対の声に押されたためどはいえ、近隣、府県の首長もまだ、再稼働を了承していない。全国的にも、このまま原発がなくなればという風潮になり始めている時に、福井県は、その流れを叩き潰すがごとく、強引に再稼働へいこうとしている。
もしこのまま再稼働となれば、福井県原子力安全専門委員は、歴史にその汚名をのこすだろう。
「儀式」などでなく、再稼働反対の意思表明をしていこう。
http://mainichi.jp/select/news/20120509k0000m040171000c.html
=================== 記事全文 ========================
毎日新聞 2012年05月09日 02時30分(最終更新 05月09日 03時24分)
9日の議論を傍聴した人の話だと、昨日の内容で、なんで、安全承認となるのかわからないというぐらい、議論の内容とはかけ離れた総括のようだ。
福井県原子力専門委員会は、行政が住民を懐柔するための「儀式」でしかないのだろう。電力会社からの寄付金で研究をする委員も多い原子力安全専門委のあり方そのものも問い続けながら、さらに再稼働反対の声を強くしていこう。県民・府民の強い不安と反対の声に押されたためどはいえ、近隣、府県の首長もまだ、再稼働を了承していない。全国的にも、このまま原発がなくなればという風潮になり始めている時に、福井県は、その流れを叩き潰すがごとく、強引に再稼働へいこうとしている。
もしこのまま再稼働となれば、福井県原子力安全専門委員は、歴史にその汚名をのこすだろう。
「儀式」などでなく、再稼働反対の意思表明をしていこう。
大飯再稼働:福井県原子力専門委が、政府の「安全」追認へ
毎日新聞 2012年05月09日 02時30分(最終更新 05月09日 03時24分)http://mainichi.jp/select/news/20120509k0000m040171000c.html
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毎日新聞 2012年05月09日 02時30分(最終更新 05月09日 03時24分)
福井県おおい町の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題で、県原子力安全専門委員会(委員長、中川英之・福井大名誉教授)は8日、3回目の会合を開き、安全性に関する議論を終えた。今後、西川一誠知事に提出する報告書の作成作業に入り、月内にもまとめるという。過去2回は、安全対策について厳しい注文や指摘もあったが、これらは政府や関電への「要望事項」として盛り込む方針で、報告書の原案は、2基を「安全」とした政府判断を追認する内容になる見通しだ。
8日は、経済産業省原子力安全・保安院の担当者が大飯原発周辺活断層について説明。また、全電源喪失時に炉心に直接水を入れる方法について、関電が「18人で実行できることを訓練で確認した」と報告した。中川委員長は「これまでの質問事項に回答は大体得られた。今後、委員会として結果を整理していきたい」と総括した。
=================== 記事終 ==========================
記:ふっ
8日は、経済産業省原子力安全・保安院の担当者が大飯原発周辺活断層について説明。また、全電源喪失時に炉心に直接水を入れる方法について、関電が「18人で実行できることを訓練で確認した」と報告した。中川委員長は「これまでの質問事項に回答は大体得られた。今後、委員会として結果を整理していきたい」と総括した。
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記:ふっ
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