facebook

2011年12月30日金曜日

業界の公式見解が記載されるページ

「原発について考えていかねばならない!」

とコワい顔して迫られても、
「いやー、ボク、原子力について何も知らんのです、てへへ」
って人は多いかと思います。
かといってフクシマ以降の世界で、何も知らないままというのもマズい。

もっともネットでは情報が氾濫しすぎていて、何をもとに勉強すればいいのかわからない。
これもまた至極理解できる話。
そこでまずは業界が何を考えているのか、小学生にもわかるレベルから勉強してみましょうか。

電気事業連合会【でんきの情報広場】は、
電気事業連合会は、日本の電気事業を円滑に運営していくことを目的として、1952年(昭和27年)に全国9つの電力会社によって設立されました。以来、地域を代表する電力会社間の緊密な対話と交流をはじめ、新しい時代の電気事業をつくり出していくための創造的な意見交換の場として貢献してきました。また、日本のエネルギー産業の一翼を担うという自覚のもと、安定したエネルギー供給体制の確立に向けても多彩な活動を行っています。2000年(平成12年)3月に沖縄電力が加盟し、現在10電力体制で運営されています。
ということで、電力10社による公式見解を網羅しているサイトです。

網羅しすぎていて、原発だけに特化していません。
そこで原発関連のページをピックアップします。

原子力発電の現状 - 電気事業のいま | 電気事業連合会【でんきの情報広場】
原子燃料サイクル - 電気事業のいま | 電気事業連合会【でんきの情報広場】
放射性廃棄物の処理・処分 - 電気事業のいま | 電気事業連合会【でんきの情報広場】
原子力発電所の安全確保 - 電気事業のいま | 電気事業連合会【でんきの情報広場】
原子力と地域・国際社会 - 電気事業のいま | 電気事業連合会【でんきの情報広場】

この辺をさらっておけば、業界の考え方を理解するとともに知識の基礎になる部分は事足りるかと思います。
ただし記載されているのは電力業界が発表しているもので、内容に不足があることも多々あります。
それが分かりにくくなっている分、鵜呑みにするのは危険といえます。

たとえば
放射性廃棄物の処理・処分 - 電気事業のいま | 電気事業連合会【でんきの情報広場】の高レベル放射性廃棄物の処理・処分には
使用済燃料を再処理し再び使えるウラン・プルトニウムを回収すると、放射能レベルの高い廃液が残ります。この廃液は濃縮して容積を減らしガラスと混ぜ合わせ、ステンレス製の容器に固化します。その後、専用の貯蔵庫に30〜50年程度、冷却のため管理・保管し、最終的には人間環境と隔離するため地下深い地層の中に埋設処分します。
とあります。

ただしリンク先の高レベル放射性廃棄物の処理・処分 - 放射性廃棄物の処理・処分 | 電気事業連合会【でんきの情報広場】を見ると
高レベル放射性廃棄物最終処分の取り組み

高レベル放射性廃棄物の最終処分は、原子力および原子燃料サイクルを進めていくうえで残された最重要課題の一つであり、その早期の取り組みが求められています。
となっていて、さらにリンク先の最終処分の取り組み - 高レベル放射性廃棄物の処理・処分 | 電気事業連合会【でんきの情報広場】では
高レベル放射性廃棄物の最終処分は、原子力および原子燃料サイクルを進めていくうえで残された最重要課題の一つであり、その早期の取り組みが求められています。2000年6月に「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」が施行され、最終処分の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。

この法律に基づき、2000年10月に高レベル放射性廃棄物の処分事業をになう組織として、原子力発電環境整備機構(NUMO)が設立されました。NUMOは、処分場の選定、処分施設の建設・管理、最終処分、処分施設の閉鎖および閉鎖後の管理と、処分事業全般に取り組んでいます。現在、2028年(平成40年)代後半の処分場の操業開始を目指し、2002年12月に、全国の市町村を対象に概要調査地区(最終処分施設の設置可能性を調査する区域)の公募を行っています。
となっており、ここでやっと「あ、まだ最終処分場って決まってないのね」と分かる次第。
実にリンクまたぐこと2ページ。業界の説明方式はこういう手を使っているのだということも含め、勉強に事欠かない素材となっております。

「『円周率π=3』と教える教科書なんだ」くらいに考えて読み進めると、なかなかに楽しいサイトです。


福石みん記す

2011年12月29日木曜日

2011

さっき去年の年賀状を見ていて本当に世界が変わってしまったんだなぁと、なんだか切なくなってしまいました。

3月11日の地震と津波、なんだかニュースを見ていると心が沈んで…私は福井で普通の生活してるけど被災地はえらいことになっていて、なんか自分だけ楽しいこと出来ないと言うような気持ちになりました。でも日常は続いていく訳でなんとか日々を過ごしていきました。

福島第一原発の事故でさらに自体は悪化。いままで何となく原発は恐いな、嫌だなと思っていたけれど特に何をするわけでも無く。
その後、どんどん汚染が広がってきました。原発事故のこと詳しい人なら当たり前じゃんということだろうけど「しらない」というのは恐ろしいもので気がつくのが遅かった。

私には中学生と小学生の子ども達がいます。家での食には気を付けていたのですが学校給食を子ども達は毎日口にしているんですよね。とくに牛乳。食物連鎖で濃縮された放射性物質が牛乳に入っていたら…
教育委員会に問い合わせてみても、「そういうことを言ってきたのはあなたが初めてです」、と言われ「国の基準値に沿って食材を用意しています」それ以外の答えは返ってきませんでした。
国は暫定基準値だとか新しく基準をかえるとかいっていますが本当に子どものことを考えてくれているとは思えないニュースばっかり。

一体何を信じたら良いのかさっぱり訳が分かりません。。。

だけど、やっぱり内部被曝が恐いです。子どもに食べさせたくありません、放射性物質を。

去年までは、なるべく低農薬の食材をと心がけていたのに、今じゃそれより放射能汚染を気にしなければならず、だけど店頭では何の情報もなく、これじゃ風評被害じゃんと思いながら産地のみをたよりに買うしかなく、外国産の方が良いのかなと思ったり、毎日毎日ストレスが溜まります。

話変わるけど福島のお母さん達は住んでるだけで被曝して、内部被曝もして、本当に過酷な状況にいると思えばあたしのストレスなんてほんの些細な事かな~とも思います。

知り合いのお母さんにこういう事を話すと、「国がちゃんとやってくれてるんじゃない」とか「あんまり考えすぎない方が良いよ」とか言われる始末です。
これが今の福井の現状なんだよね。。。

とりあえず今年は終わり。とてもじゃないけど明けましておめでとうなんて年賀状に書けません。
だけど2012年はやってきます、それでも子ども達は成長し、日々は続いていきます。

どんなに辛くても、笑ってすごしましょい!!

2011年12月28日水曜日

小手先の脱原発に要警戒

最近、痛切に思うのだが、原子力推進派は、福島第一原発事故をうけて、「おおいに反省」し、脱原発派となったようだ。
脱原発だけど、原子力も当面必要ですね。と言いながら。

本ブログ、福石民さんが紹介する下記の対談などで、(かっての)推進派が今何をやろうとしているか見えてくる。

みんなでウケた原発ガチンコ動画
http://tadabitonokai.blogspot.com/2011/12/blog-post_23.html

上の動画は長いので観るのは大変だが、この中で、田原総一郎は原発の段階的停止を主張している。むろん、脱原発をソフトランディングでという人は、段階的停止を主張する人も多いが、田原総一郎という人間については、下記の記事をご覧いただければ、どういう人間か判る。

田原総一郎ともんじゅ
http://blogs.yahoo.co.jp/kumanote8621/10272793.html


そんなことが判りだすと、年度末にはまだ間があるのに、最近上限を超えたということで締め切りになった補助金のことなどが気にかかる。

「平成23年度太陽光発電・省エネ設備導入促進事業補助金のご案内」
http://www.pref.fukui.jp/doc/kankyou/taiyoukou2011.html

この予算は、3.11前に準備されたものであるとはいえ、9月補正予算で件数を増やされているが、それでもたった550件。全件上限額としても、¥79,200,000。
原発の停止や温暖化という事態を前に、あまりにも少なすぎる。小手先をとおりこして、小額のちょっとした宣伝費にしかすぎない。原発の必要性を高めるために許可されたとしか思えない北陸新幹線の敦賀延伸の費用を、すべてこういった予算に割り当ててもいいと思うが、これに比べれば、補助金額はゼロにひとしい。

恐らく、こういった小手先の脱原発がこれからまかり通ることになるだろう。

まとめです。

推進派は段階的原発廃止を説く小手先の「脱原発派」になった。脱原発といいながら実は小手先だけの脱原発。原発体制温存、原発再稼働を説き続ける。
脱原発を隠れ蓑に、原発再稼働に向けて、ちゃくちゃくと外堀を埋めている。
反対運動の手を緩めてはならないだろう。
恐ろしい未来を何としても阻止しなければ。

記:ふっ

新幹線延伸に原発マネー 福井県、地元負担分に核燃料税

やっぱりね。
今更という気もしないではないが、しかし露骨だね。

朝日新聞サイト
新幹線延伸に原発マネー 福井県、地元負担分に核燃料税
http://www.asahi.com/politics/update/1227/OSK201112270200.html
================== 以下記事全文======================
国土交通省が26日に新規着工を決めた北陸新幹線・金沢―敦賀間(福井県)の地元負担分について、福井県が県税の核燃料税を充てる方針であることが分かった。同税は県内に原子力発電所を持つ電力事業者から原発立地の見返りに徴収している税金。原発マネーが新しい新幹線の財源の一部になりそうだ。
核燃料税は、全国最多の原発14基を抱える福井県が1976年に国の同意を受けて導入。電力事業者が原子炉に核燃料を新たに装填(そうてん)するたびに燃料価格に応じて課税してきたが、今年6月、原発が停止中でも半額分を徴収できるように仕組みを変更した。

原発の稼働が続いた場合、5年間で、関西電力、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構から、燃料価格の実質17%分の計609億円を見積もっている。
================== 記事おしまい======================
確か新幹線工事には、県も1000億円程度は必要ということだったと思う。
さらに、核燃料税で足りなくなるので、もっと交付金をなんて言いだすんだろう。

近所の人に脱原発1000万署名をお願いしていた時、「なんで、新幹線も反対しないの」と逆に煽られた。おっさんの政治談議。

多額の地元出資で、税金はあがる。そうそう、在来線の運賃もあがって本数は減る。
誰があの新幹線を福井まで使うんだろう?金沢止まりでしょう。
NHKでは2時間半で東京までって言ってたけど、東京-名古屋でのぞみで2時間。それより距離が長くて、山岳地帯でまがりくねる北陸新幹線。ほんとに2時間半かね?
工事費だって、また、ゼネコンがポンポンに入れる。地元の業者は潤わない。
他に使うところ一杯あるんじゃない。被災地、自然エネルギー。役にたつところに使わなきゃ。
やめるといった八ッ場ダムにまた、金使って、他にもいらなさそうなもの、ゼネコンが儲かりそうなものに金使って、消費税あげるって?
消費税あげたら、また、なんか税金あげるに決まっている。そのうちにギリシャみたいになる・・・・

ああ、きりがないのでやめよう。なんでもかんでも反対はよくないっていうけど、なんでもかんでも無制限にデタラメやられりゃ、なんでもかんでも「反対」

しかし、これでまた、推進派にとっては、再稼働への足固めができた形になる。

記:ふっ

おおい町:虚偽予算で原発交付金 25億円受給

先の記事で、ちょっと一休みと書いたが、一休みしている暇はないようだ。
たまたま、ネットで、下記のような記事を見つけた。

中日新聞サイト
福井・おおい町:虚偽予算で原発交付金 25億円受給
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111224k0000m010100000c.html

これって、えらいことだと思うんですけど、ただのスクープ記事で終わるんですかね。
フクシマの後も原子力村は堅牢に存在しているようだ。

================== 以下記事全文======================

うみんぴあホテル事業 「圧縮」し25億円受給

関西電力大飯原発が立地するおおい町が、同町成海(なるみ)の大型リゾート施設「うみんぴあ大飯」のホテル事業で、事業費の削減を指示した国に対し、実際にかかった事業費を別の事業に振り替えるなどして減額した虚偽の予算を示し、原発関連の特別交付金二十五億円を受給していたことが分かった。
ホテルは二〇〇九年に全面開業。温水プールやレストランを備えた五階建てで、町の委託を受けた民間会社が管理運営している。
時岡忍町長によると、開業二年前の〇七年、町は建設費や開業後十五年間の運営補助などを見込んで総額約六十億円の予算を作成し、原発の立地地域特別交付金を国に申請した。
しかし、国は建設費借入金利約十億円を削って五十億円に圧縮するよう指示した。これを受けて町は事業費の削減について委託の業者と調整したが、業者側は二億円程度の削減にしか応じず、現状では交付金が認められない恐れがあると判断。そこで町は、国に当初提出した予算から別の事業に振り替えて計上するなどして、国の指示通りに圧縮したかのように装った新しい予算を作り直して、交付金を受け取った。
時岡町長は「町としては圧縮分を別の事業として計上しており、虚偽の申請とは思っていない」と話している。

================== 記事おしまい ==========================

他にも、一休みさせてくれない記事があるんで、いくつか記事を続けます。

記:ふっ

ちょっと一休み:原発ソング

昔は、ミュージシャンは社会矛盾や悲しみに対して、もっとも鋭く感性を働かせた。
しかし、今、体制内化したメジャーなミュージシャンは声をあげることもしない。
さらにしかし、それは企業やマスコミのなかに組み込まれたメジャーなミュージシャンのみだ。
社会の下層で、我々と一緒に生活する多くのミュージシャン、音楽家、アーティストが、
創造的な営為を積み重ねている。

でも、ちょっと一休み。一曲聴きますか。

言ってくれるね。
↓↓↓↓↓
「東京電力 原発賛美歌」 byでんこ(Filly&Buck)
  福井ではなじみが薄いが、でんこちゃんは東電のマスコットキャラクター
http://www.youtube.com/watch?v=-15FJM9yKZU


元気。
  上にも登場するけど、あいかわらず元気な制服向上委員会。
  デモ・集会でおなじみです。
  高齢化した反原発運動家のお孫さん的存在?
↓↓↓↓↓
「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」
http://www.youtube.com/watch?v=Es75yjeaGII&feature=related


若いすなおなメッセージ。静かな憤り。
原発さえなければ/橋本美香&制服向上委員会
↓↓↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=p17hcZ837cY&feature=related


ソングでなく、記者会見ですけど(約10分)
メジャーなミュージシャンも味方はいる。巨人坂本龍一。
巨人が、一人の人間となってしまっている。
大いなる想像も、アーティストが、裸の一個の人間であることから始まるのだろうか?
変革への胎動もそんなところから始まるのかもしれない。
↓↓↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=7VkxbCbhJNY&feature=related


筆者の趣味では、これお勧め
↓↓↓↓↓
おやすみ原発 南條倖司&まあファミリー 
http://www.youtube.com/watch?v=HljIrQYUItc

あっ。きりないので、おしまい。

記:ふっ

2011年12月25日日曜日

チャップリンからのメッセージ

友人の写真家のフェイスブックから。

いいね。
まるで、現在の日本に呼びかけているよう。

映像の説明
1940年に上映された「独裁者」の中で、ヒットラーのダブルの床屋が兵士たちの前で演説するシーン。 チャーリー・チップリン自身によって書かれたスピーチで、史上でもっとも感動的なスピーチとも言われ、 各国の言葉に訳され、世界中に広められています。
↓↓↓↓

オリジナルの映画の映像もすばらしい。
ラストシーンまで見てね。

記:ふっ

2011年12月23日金曜日

みんなでウケた原発ガチンコ動画

昨日、ただ人の会メンバー有志が集まって原発や震災被災地について四方山(よもやま,読み方知ってました?)話してました。
その中で「原発って辛気臭いよね」という話になりまして。

だったらおもしろい動画がありますよ、と次の動画を紹介しました。

10.20田原総一朗談論爆発!~ゲストに山本太郎が登場!~1 - YouTube


田原総一朗はいつものごとくゲストに語らせないスタイルを貫こうとしますが、山本太郎、全然負けない。
オジサンの石頭に発破打ち込む青年の姿に爽快感。

原発に詳しい人が見ると、議論の中身がかなり高等だってわかります。
ダブルでおもしろい動画です。
オススメ

あ、あと仕事中にコッソリ見てる人。
テキスト版も出てます。

「マスコミに殺されたも同然」山本太郎が田原総一朗と大激突(BLOGOS編集部) - BLOGOS(ブロゴス)
【必見】山本太郎氏がニコ生「田原総一朗談論爆発!」に出演。田原総一朗氏がたじたじに!(動画):ざまあみやがれい!


福石みん記す

[追記:2011.12.24]
メンバーふっさんからの情報
福井県民。忘れてはならない講演。

田原総一郎ともんじゅ
http://blogs.yahoo.co.jp/kumanote8621/10272793.html

[さらに追記:2011.12.30]
リンク先の動画が非公開になっていたので貼り直しました

2011年12月21日水曜日

除染作業報告

18日~20日の日程で福島県二本松市に行ってきた。
TEAM二本松の佐々木さん宅に泊まらせていただき、福井県の学校給食やスパーで購入した様々な食材の放射能検査を依頼し、除染作業のお手伝いをしてきた。
とりあえず給食1食分と給食で出される牛乳の検査をしていただいたところ、今回は未検出だった。
測定にあたって下さった福田さんは未検出だからといって必要以上に安心してしまう事が恐いとおっしゃっていた。今後も機会ある毎に学校給食の放射能検査をお願いしたい。
全国各地に気軽に利用できる測定室が出来ることを切に願う。

除染作業は小さな子どものいる一戸建て住宅の除染を行った。
作業開始前に屋内・屋外の線量を計測したところ一番高いところで5マイクロシーベルト、作業を始めて1時間ほどは得体の知れない恐怖に膝がガクガク震えていた。
放射能は人間の五感で感じることが出来ないせいか、作業を続けるうちに徐々に恐怖心は薄れていった。

除染方法は高圧洗浄機で屋根・外壁・コンクリート土間を洗い流し、表土を削り取り、穴を掘って削った芝や土を埋め、掘った線量の低い土をかぶせるという方法、決してベストではないが、とりあえずの危険回避としてはそれなりの効果を上げる。

福島の日常は放射線と共にある。













2011年12月20日火曜日

責任を希釈する電力

先週末の日曜日、大野市で鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会と「大野から見た若狭・福島」シンポジウムがありました。
実行委員の一人として、大勢の方に来場いただき感謝いたします。
ありがとうございました。

映画の方はいろんな感想があったように思います。
どうして原発建設に反対するのかという問いに、「生活の場を守るため」という答えが印象的。
若い世代が生まれる前から続く運動に、ただただ頭が下がる。
しかしどうして続けられたのだろう?という疑問。
などなど。

一方のシンポジウムでは多方面に広がる議論があったものの、一番印象に残ったのは
「希釈」
という言葉。

原発をやめて新エネルギーにシフトするにせよ、その負担は電気料金として国民に負担が寄せられる。
福島原発事故の責任問題から東電が案分するはずが、国が支援するという形でやはり国民に負担が求められる。
始めたところが最後まで面倒みるのでなく、困ったときには国民負担という形で逃げに走る。

発言した民俗学者で敦賀短大講師の金田久璋氏は、「日本の民主主義のいいところなのか悪いところなのかわかりませんが、結局、国民にしわ寄せがくる。大本は責任を取らない」と述べていたのが深くしみわたりました。

電力の何がズルいって、こういうところがズルくて、安全・安心を掲げていても、何か起こったらケツまくって逃げる。
そういう会社にエネルギーの一翼を付託しているところに、日本の電力の問題点ではと思いました。


福石みん記す

2011年12月19日月曜日

冬の電力需要と再稼働と政局

関西電力のでんき予報などが始まり、小出しに、冬期の電力不足キャンペーンが始まった。18日には、福井新聞で、原発停止下でのエネルギー危機をアピールする全面広告が掲載されたそうだ。(自分は福井新聞はとってないので見てない)。また、野田総理の「2項対立論」(推進、反対の極論を排し、冷静に日本のエネルギー、未来を語ろうといった論理)を受けて、福井新聞の一部の記者・論者がそういったイデオロギー的キャンペーンを開始している。(国会などの論議をみても、この2項対立論は、反原発派に向けられたものだ。1項を排除すれば、確かに2項対立ではなくなる。なるほど。)
また、福島第一原発は、冷温停止状態で安定となったなどという宣言も、こういった、宣伝工作の一環だろう。
たぶん、こういった表のキャンペーンと並行して、再稼働に向けた準備が進められているんだろう。政治的には、ストレステストや地元自治体の同意をとりつける工作が水面下で進んでいるんではないだろうか。
一方で、野田首相の「脱原発をやりながら原子力も温存する」といった方針とは別に、統治者のなかでも脱原発派の動きもある。国会内様々なグループ、政党の議員勉強会などが積み重ねられているような動きだ。反原発派の講師を招いていることをみても、決して原発を温存する方針ではない。単に技術的なものだけでなく、被災者の声なども勉強会会場に届けられているようだ。
また、さらに、妥協好き、裏切りを正義と思いこめる特技をもつ政治家レベルの動きを超えて、反原発運動も意気盛んだ。原発推進派の電機労連などが主要ポストを握る連合でさえも、脱原発を(かなり腰がひけた姿勢だが)言いだしている。連合傘下の下部組合員達の運動の高まりがどれほどのものか、うかがい知れる。首都圏で繰り広げられるデモ・集会も意気盛んだ。数知れない小さな勉強会や集まり、議論といった草の根の運動も衰えをしらない。そういった民衆の強い指示をバックに、国会、政府の委員会にも少数派とはいえ、反対派の論者が入って奮闘している。
この冬、脱原発に向けた、ひとつの山を向かることは間違いないだろう。自民党の石破茂が、「核の潜在力を示すためにも、原発は必要」といったことを、週刊誌などで公然と言っている。野田首相などは、「2項対立を乗り越え」、脱原発下の原子力維持を(消費税と同じく)「不退転の決意で」、やりぬくつもりだと思われる。
最終的には、世論が、新聞のアンケート結果の世論ではなく、多くの人の断固とした「原発いらない」という意思表示が、キーワードになると思う。今、再稼働を許すことは、未来に禍根を残すことになるだろう。なぜらなら、1秒でも動かせば、核廃棄物が増える。過酷事故のリスクが上がる。
立ち上がろう。公然とした政治集会やデモでなくとも、署名や、水野スウさんの訴えるパッチワークでいい、そんなところから、意思表示が始まる。自分の主張がはじまる。

記:ふっ

2011年12月15日木曜日

世界はどこへ?

前回の投稿。タイトルなしでした。本日タイトルを追加。すんません。

原発のことばかり心配しているうちに、世の中、すざまじいことになりつつある。(なって欲しくない。)経済、軍事(中国とアメリカの日本近海での危ない綱引きだけでもとんでもない)、TPP、雇用・・・

原発も実も蓋もない恐ろしい存在だが、全体主義だの戦争だのとなれば、やはり実も蓋もない多くの人が苦しみ死へと導きかねない世界がおとづれる。
アメリカで、戦前の治安維持法を思わせるぞっとするような法律が議会を通過した。まだ、直ぐにも「赤狩り」が始まるってことにはならんだろうけど、一歩手前?(下記の記事参照)

「人権抑圧策を強める米国」

田中宇さんは変わった人で、アメリカが戦争や全体主義をやるのは、隠れ多極主義とかが、わざと失敗をして世界を多極化にもっていって平和になるっていうような説の人。でも、平和になる前に、人生や健康を無茶苦茶にされたあげく、殺されたり殺す羽目になったりするのは、自分達平民。ちょっと勘弁して欲しい。
一般市民、大衆の力をつけんとね。間に合うだろうか?

記:ふっ

2011年12月13日火曜日

ただの一般人です

集まっている方々が真剣なので、ブログの内容も真剣。ややもすると堅苦しい。
というわけでユルい風景を挿入

写真は先月9日、例会後にメンバー有志でファミレスにてダベっている様子。

見てのとおりオッサンの集まりです。
周囲が若いだけに若干浮いているのが笑えます。
真剣に話してはいるんだけど、内容が高尚というわけでもありません。
ただの人のが、それぞれの思ったことを率直にぶつけ合ってるだけなのです。

年齢でいえば青年~壮年という幅広い層が、タブーなく話すことができる。
知らなければ質問できる。
こんなフランクな市民団体は、他にないんじゃないかと思います。


福石みん記す

原発の利用反対57%

本日の朝日新聞の世論調査(12月10日~11日)、 原発の利用反対57%に上がったことを伝えている。

世論の動向に一喜一憂していてもしかたがない。しかし、自分などは、福島第一原発事故で、安全性神話は完全に崩壊したと思ったが、世論の反応は、ゆっくりと9カ月あまりで、ようやくこの数字になった。

今後世論がどう推移するかは、誰にもわからないだろう。ただ、事故後、実に広範な分野で、休むことなく断固戦い続けられる反原発・脱原発の運動が、原発の安全とその存在意義に疑問をもつことに貢献している。さらに、社会の表と裏側で火消しにやっきの政府や原子力ムラ、各種情報機関の意に反して、放射能の被害という事実。イデオロギーではどうにもならぬ物質界の現実と、それに気づき始めた人々の抵抗が、徐々にではあるが実を結び始めていると思う。台所で子供たちのことを思う主婦のささやかな活動も、反原発を戦い抜いてきた筋がね入りの活動家の活動も、火の手を消してはならないと思う。政治、経済、マスコミ、文化活動、職場、学校、家庭。ありとあらゆるところで、事実を伝えていかねばならないだろう。

原発事故で被災した人には判りやすい放射能の恐ろしさも、安全神話の中にあった人々には、自然界の法則の知識とそれに基づいて人間社会の構造も視野に入れた考察がなければ理解できない。実感するのはさらに難しい。世論の認識の遅さはそこにもあるのだろう。

しかも、いまだにその自然界の法則そのものが、安全神話を堅持する人々によって、巨大な権力と財力と組織力を武器にゆがめられて伝えられている。さらに、粘り強く、客観的事実と自然界の法則を人々に伝えねばならないし、なぜ、ゆがめられて伝えられるかをも説明していかないと、今だに安全神話の呪縛の中にある多くの人々を納得させることは難しいのではないだろうか?

追伸 
今朝のNHKは、原発推進国フランス最大の原子力会社アレバが予算損失損を計上したと伝えた。「その要因としてアレバは、福島第一原発の事故を受けて世界的に反原発の機運が高まるなかで、原子力事業に影響が出ているほか、フィンランドに建設中の最新鋭の原発「ヨーロッパ加圧水型原子炉」の工期が遅れ、建設費用が当初の予定に比べ大幅に増えたことなどを挙げています。」ということ。反原発の戦いと自然界の法則はグローバル企業をも追い詰めている。

記:ふっ

2011年12月12日月曜日

原発銀座

本日、大谷派福井教区解放推進協議会主催で原発銀座・若狭からと題して公開学習会を開催した。
なぜか副会長になってしまった立場を生かし、中嶌哲演師にお越しいただいた。
若狭での活動、「福島原発震災」が顕在化させた「安全神話」の崩壊、立地差別、被曝労働者、「災害弱者」の問題や「原発必要神話」の源流と歴史的展開などなど、お話は多岐にわたり90分という短い時間ではとても語り尽くせないもどかしさを感じつつお話をされていた。
印象的だったのは運動に深く携わる者として、自らの運動を絶対化しない、常に運動の有り様を点検してゆかねばならないという姿勢を非常に大切にしておられることだった。
原発問題に限らず、社会運動を行っているといつの間にか自らの理念を正当化し、正義の運動に陥ってしまう危険をはらんでいる。正義の運動は往々にして敵対を生み出し、内ゲバを内包する。
今後も原発について、被曝問題について様々な団体との連携が課題になってくると思われるが、それぞれの団体がいかに自らの理念を相対化できるかが鍵なのではないかと感じた。

2011年12月9日金曜日

明治ステップについて

一週間ほど京都に行っており、夕方帰宅した。

ここ数日明治ステップ(粉ミルク)からセシウムが検出されたことが報道されている。

明治が検査し公表した数値は最高で30.8ベクレル

TEAM二本松が検査して明治に指摘しなければそのまま流通し続けていたかもしれない。

その数値がどのぐらい赤ちゃんにダメージを与えるのかは私にはわからない

だけれども、赤ちゃんが口にするものである。万全には万全を期して欲しい。

今回の出来事をきっかけに混入経路を明らかにし、他社も含めて万全の体制を取っていただけることを切に願っている。

給食の問題も限定的な対応を取るのではなく全国の給食用食材・牛乳を検査する態勢を早急に整備していただきたいものである。

これは原発反対・推進とは別次元の問題である。

ささもと

2011年12月8日木曜日

原発シンジケートが全ての悪か


6日の佐藤健太さん講演会後、メンバー有志と近所のガストでおしゃべり。
その中で話題となったのは
「原発っていろんな利権構造がなくても成立するのか」
というもの。

ネットでは
から代表される原子力村が諸悪の根源のように言われる。
確かに電力会社、国、原発メーカー、ゼネコン、マスコミ、アカデミック、政治など各業界が一体となった構造は問題。
ただ、これを批判したところで電力会社が原子力を手放すかどうか。

問題の根幹は「電力の地域独占」と「総括原価方式」にあるんじゃなかろうか。
日本では、原発をやってない会社があって(現状、そんな会社はないのだけど)、国民がその電力が欲しいと思っても買えない。
利用するには住む土地ごと変えなきゃならない。
(電力の地域独占)

また電力会社は設備投資にリスクがない。
どんなに費用を突っ込もうが、それに対して一定の割合で電気料金に転嫁してもよいという法律(電気事業法)がある。
つまり100万円で電気をつくるより、1000万円で電気をつくる方が儲かる。
(総括原価方式)

いまやどんな会社だってコスト削減に必死だ。
それは価格が市場の競争原理で決定され、儲けを増やすために原価を下げる努力をするため。
電力会社は逆。設備投資をドンドンやった方がいい。

メンバーも「そりゃ僕だって電力会社の立場なら同じことしますよ。だって工場作る方が儲かるんだもん」という。同感。僕だってそうします。

で、気づいた結論。
「原発ってコストが高いからバンバン推進してきてるんじゃないの?」

原子力はコストが安いというけど、そんなはずがない。
「地域独占」と「総括原価方式」の下では、高いコストで電気を作った方が儲かるんだから。
たぶん、他のどのエネルギーより原子力は高いのだと思う。


福石みん記す

2011年12月7日水曜日

6日佐藤健太さんのお話を聴く会

昨日12月6日の佐藤健太さんのお話を聴く会は、多くの参加者がありました。佐藤さんは三国でもお話をされ、こちらも予定をはるかに超える人が参加。両会場とも発言が相次ぎ、活発な議論の場となりました。詳しい内容は別途報告します。

尚、参加された方から、多額のカンパをいただいきました。全額佐藤さんに渡しました。

参加者30名(佐藤さん含)
カンパ金 ¥106,600円

※三国おけら牧場 参加者 20名(佐藤さん含)、カンパ金  ¥19,000円

記:ふっ

2011年12月5日月曜日

まずは自己紹介。

皆さん、こんばんは。初投稿のTERRAです。

初投稿ということで簡単に自己紹介。

自分はこれまで原発については関心が薄く、いいとも悪いとも
思ってなかったんですが、さすがに今回の震災での事故を目の
当たりにして当会で講演を主催した田中優さん、地球村高木
さん、てんつくマンをはじめ様々な方からの情報がどんどんと
入ってくる中、電力会社と政治家とマスコミが見事に「お金」で
一体となっていることを知りあきれました・・・。
(下記がうまくまとめられていますのでご一読を!


「安全」を売って「お金」を手にする人達・・・。最初は本意で
無かった方も時間が経つに連れ依存してしまった方も少なからず
いらっしゃる・・・。

ある意味、その側になる縁が無かった自分は良かったなと思って
おります。


今回の震災が縁で原発に対して勉強し始めると活断層が有るとか
無いとか津波が来ても大丈夫なように十分な対策はとったとか、
それでは不十分だとか、放射能の影響が出る数値も乖離があり
どっちやねん!という思いが込み上げて来るなか、「そもそも原発
というものが無ければこんな話など無い!」という結論に達し、
原発の代わりとなるエネルギー開発の推進や電力会社の送電線分離
や総括原価方式の見直しなどの仕組みを変えれないかと思い行動
している次第です。


簡単にと言いましたが長くなった自己紹介を読んでいただき
ありがとうございます。


感謝。TERRA

2011 もんじゅを廃炉へ!全国集会

3日に、「2011 もんじゅを廃炉へ!全国集会」が敦賀でありました。

皆さん、お忙しいようですし、あまり更新がないのもさみしいし、集会に参加されなかった方、気になってらっしゃるとおもいますので、詳細レポートを・・・
と思いましたが、
へたなレポートより、当IT部会の福石みん氏の力のこもった下記記事をご覧ください。
 
福石みんの福井市民レポート : 2011もんじゅを廃炉へ!全国集会 http://blog.livedoor.jp/fortune2914stone/archives/51153242.html

尚、午前中に白木海岸で行われた「抗議集会と原子力機構申し入れ 」を読売は次のように伝えています。

----------- 読売記事抜粋 ------------------------
参加者は、もんじゅ近くの海岸に集合。原水禁の藤本泰成事務局長らが「経済活動優先で、命が粗末に扱われてきた。廃炉を実現し、命に寄り添う世の中にしてほしい」と訴えた後、もんじゅの正面ゲートまで「福島の悲劇を繰り返すな」などと声を上げて行進。「ストップ・ザ・もんじゅ」事務局の池島芙紀子代表が「もんじゅは活断層の真上にある。福島の事故を繰り返してはならず、運転は許されない」とする抗議文を読み上げた。
----------- 読売記事終わり ------------------------

シャトルバスでJR敦賀駅から白木海岸までいきましたが、半島の山並みの中を移動します。広葉樹の雑木が紅葉していて、美しい景色がつづきました。7月に訪れた福島の山並みも美しく、美しい分、ここが放射能で汚染され、ここに住みここを愛した人たちが難民となっているかと思った記憶がよみがえりました。もんじゅが事故をおこせば、ここ敦賀も同じ運命をたどることになるかと複雑な気持ちになりました。
ただ、もんじゅが事故になれば、これほどもんじゅに近い森林は、美しい姿もたぶんとどめられないでしょう。チェルノブイリの赤い森のようになるんでしょう。恐ろしいことだとも感じての集会場への道程となりました。

記:ふっ


2011年12月4日日曜日

原発推進の声こそ聴いてみたい

僕自身は原発推進の立場でも反原発の団体に属しているわけでもない。

だけどいろいろと情報を集めて考えてみると原発はいらないなと思う。
「いらない」というよりむしろ「他の選択肢でいいじゃないか」という感じになるのか。

原発は環境にクリーンだという。
でも放射性廃棄物は何万年もの永きにわたって管理するんですよね?
福島県では除染しないと住めない地域が出てますよ。
それでもクリーンなの?

「原発をとめたら働いてる人が困るじゃないか!」
いやいや、原発は止めて壊すのにも20~30年かかるって話ですよ。
その間、ずーっと人手がいるわけで、原発で働く人の雇用が奪われるっていうのも納得しがたい。
困るのは研究職や技術職などだろうけど、そういう人は地元雇用とは無縁。
そんな知的エリートを支えるために地元が協力しているとは到底思えないわけです。

少なくてもこの二点をクリアするだけの回答を、僕は原発推進の立場の人から聞いてみたい。
それができないなら原子力にこだわったエネルギー依存というのは、ちょっと理解しがたいものがあると考えています。


福石みん記す

2011年12月2日金曜日

考えるヒントになれば

ゆるやかに、多くの人の顔が見えるってのがいいですね。
いろんな視点からの情報も楽しみです。

自分自身は、原発断固反対。
世界中の原発、即時停止、即時廃炉へって急進派のつもりでおりますが、いろんな情報や意見を聴きたいですね。

Google site , Blogger の使い方も、当面苦戦しそうですが、福井県民の息吹が飛び交うようなサイトとなれ!

記:ふっ

ただ人の会について

ただ人の会は5月に田中優さんの講演会を開催するために、出来た集まりである。

原発銀座福井では安全神話のもと、福井県民の関心は薄く、とくに嶺北地方(福井県の原発は嶺南地方に集中している)の県民は自分が住んでいるところに一体何基の原発があるのかすら知らない方も沢山おられる。

今回の福島第一原発の事故をきっかけに多くの県民が改めて、郷土が原発銀座と呼ばれていることを意識し、原発について、エネルギーについて考えていかなければという明確な危機感や漠然とした不安を抱き始めた。

そんな中、気合いの入った反原発運動とはひと味違った「ただ人の会」が出来るべくして出来たのではないかと感じている。

ただ人の会は主婦や会社員、芸術家やNPO職員など様々な「ただの人」が集まって出来た、ゆるやかな会である。一つの理念を大上段に掲げ、正義の運動を展開するのではなく、十人十色の視点で原発について、自然エネルギーについて、社会生活のありようについて考えていく機会を共有するためのつながりである。これば私の見方だが、ただ人の会にもし理念が必要であるとすれば一つの意見を絶対化しないというものではないかと感じている。

これまで原発に警鐘を鳴らしている方、原発推進に深く関わってきた方、福島から避難しておられる方など様々な方のお話を聞き、話し合い、考えてきた。

原発推進の方の話も反原発・脱原発の方々の話も聞くことが出来る、そんな素晴らしい会にご縁をいただいたことを有難く感じている。

私にとってただ人の会はゆるやかではあるが、ふにゃふにゃではない(笑)、あらゆる可能性を秘めたつながりである。

まだシステムが上手く確立されていないため、3日目にして再登場のささもとでした。

ささもと拝

2011年12月1日木曜日

今後のエネルギーについて多くの人と一緒に考えたい

リレーブログ、二番手で書かせてもらいます。
自身では長いことブログやっているものの、この種の共有ブログは初めてで勝手のわからないブロガー・福石です。

国内で致命的な原発災害が起こってしまった以上、これまでと同じようなエネルギーとの付き合い方でいいのかという思いから、ただ人の会に参加しています。
「何が何でも原発を止める」「今後も原発は続けるのだ」という一方的な考え方は背景になく、自ら選択する空気感がある点は、県内にあるどんな原発勉強会とも異なる特徴があると思っています。

今後はサイトを通じ、ただ人の会メンバー以外の人ともエネルギーに関する意見交換できるようになればと考えています。


福石みん記す

2011年11月30日水曜日

リレーブログの始まり、

 ただ人の会IT会議、6人が集まり、それぞれHPに求めるものを出し合い、話し合った。
とりあえずそれぞれが関心を持つ講演会やイベント情報を共有し、広く知っていただく為にも、カレンダーを作成することに。
メンバーが読んで面白かった本を紹介する「本の紹介」ページも^^
となりで皆に見られながら文章を書くという 初めての経験も。
今後、リレー方式でメンバーが言葉を綴っていく事になった。
いつまで続くのかこうお楽しみに(^_^)/~
ささもと