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2012年3月7日水曜日

暮らしの中の放射能(原子力資料情報室)

かって、東西冷戦時代、核実験で恐るべき放射能が地球にまき散らされた。数十年たって、いくらか減衰したのをよそ眼に、チェリノブイリ、福島と人類は、地球上に放射能を「供給し続けている。」
福島の事故で、ここ日本で暮らす自分達は、放射能下の人生を強いられることになった。

かって、東西冷戦時代に青春時代を送った筆者は、放射線下で、健康・生命のリスクはあきらめていたが、所詮、311以前の話だし、地域によっては、核実験時代よりもはるかに高い汚染(東京湾では、数十倍という報道もあったと記憶する。 http://yokohama-konan.info/mizusoko.html など参照)

だが、難しいのは、これらが「リスク」であるのは間違いないが(「安全」といいくるめる原子力村の御用学者相手の話は、時間がを費やすのばバカらしいので省く)、どの程度の「リスク」なのか、では、どう考え、どうしたらいいのか?単なる科学の領域を超え、人生感や思想もからむ判断となる。

その「答え」となるかどうかは判らぬが、少なくとも、理屈はともかく、毎日を生活していかねばならない311後の日本人に、参考になればという試みを原子力資料情報室が始めた。

これでも、とても面倒くさくてついていけないとか、神経質すぎるとお考えの人もいるだろう。逆の意見の方もおられるだろう。まだ、低線量被爆の恐ろしさが判ってないと。

でも、第1回のビデオだけでも、ご覧になったらどうだろう。福島県人の平均摂取量4ベクレル。明日の健康被害に「怯え暮らす」ほどではないかもしれないが、安心しきっていいのか?安全は、可能な限り慎重にすべきだという考えで校正される。福島から避難できない人に、福井で、全品検査されて不検出の食物を選んで食べることがで着ない我々にどうするかを問いかけた試みであろう。

食品が全品検査されていない以上、自然環境の中で、広がる放射能が、まばらに広範にひろがりつつある今、高度に発達した、加工・流通の過程で、ここ、福井の自分達も安心しきっていいのか?という問いかけがなされていると思う。

筆者も、自分自身は、ここ福井で生きていく分には、とうにあきらめているようなところがある。(ただし、だからといって、あきらめざるを得ない状況を作った原子力村の責任追及をあきらめるつもりは毛頭ない。安全といいきって、人々をリスクにさらし続ける現状が、そのままでいいとは思わない。)

だが、若い方、子供たち、未来の人類の後輩たちにまで、あきらめたほうがいいよとは、口が裂けても言えないのである。

以下、今のところ3回、各約10分間のビデオ。

暮らしの中の放射能 第1回 公表データを読む
http://www.youtube.com/watch?v=5IpjwPHsX94&feature=related

暮らしの中の放射能 第2回 水と魚について 
http://www.youtube.com/watch?v=8lrm2_6B0oo&context=C3d28696ADOEgsToPDskJEN8u8Ag87vgo3YOMg0VpF

暮らしの中の放射能 第3回 汚染マップを見る
http://www.youtube.com/watch?v=iELYjFiNFV0&feature=related

記:ふっ

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